TWSBI Everyday

2020/06/30 12:58

「TWSBIの顔」、ダイヤモンド580の透明感と厚みのあるスケルトン軸はインクを抜いて水洗いするたび「きれいだなあ」と思います。ピカピカになったペンをクロスなどの上に並べ、インクリザーブにまだ少し残っている水滴がきらめく姿を眺めるのは至福のひとときです。

ダイヤモンドという名の由来は、多面カットされたスケルトン軸があたかもダイヤのようにキラキラと輝くことによります。光の当たる角度や中のインクの色によって、まさに無数のきらめく色を楽しむことができます。

このダイヤモンドの軸やキャップなど、透明なパーツにはポリカーボネイトという素材が使われています。ポリカーボネイトは上質なガラスと同等の透明度を持ち、カメラや光学機器のレンズにも多用されています。さらに耐衝撃度はアクリルの50倍、ガラスの200倍という強さを誇るすぐれた素材なのです。

加えてTWSBIでは、このポリカーボネイトに小さな摩擦傷ができるのを防止するため、薄いレジン(樹脂)コーティングを施し、何年もこの輝きが失せないよう入念に仕上げています。TWSBIの創業者であり会長であるワン氏は、新しいモデルのサンプルが出来上がるたび、数本をそのままポケットに入れて最低3か月は持ち歩き、かすり傷がついていないかどうかをその目で検証されています。創業以来、変わらぬ習慣だということです。

もし近く、万年筆店を訪れることがありましたら、ぜひスケルトン軸の万年筆を何本か見比べて、チェックしてみてください。いかにTWSBIダイヤモンドのキラキラ感、厚みが優れたものか実感していただけると思います。